和モダンスタイルと、大注目ジャパンディスタイルの注文住宅の作り方|大阪・兵庫・京都・奈良・和歌山の注文住宅ならイエタッタ
2024.05.29
2024.05.29
目次

近年注目される住宅では、和テイストのシンプルで落ち着いたスタイルが多く採用されています。和テイストを取り入れたくつろぎの空間を目指すなら、和モダンやジャパンディスタイルに注目してみましょう。
どちらも「和」を取り入れていることは共通しますが、組み合わせるテイストに違いがあるため、それぞれの特徴と部屋に取り入れる工夫のコツを詳しく解説します。
・おすすめの和モダンスタイル・ジャパンディスタイルの事例をご紹介
・大阪・兵庫・京都・奈良・和歌山で注文住宅をお考えならイエタッタへ
近年注目される家のスタイルとして、和モダンスタイルとジャパンディスタイルの2種類があります。
どちらも「和」を取り入れており、日本の伝統的なインテリアですが、それぞれ組み合わせる要素が異なっているため、違いを理解しておきましょう。

和モダンスタイルとは、日本伝統の和と、欧米のモダンスタイルを組み合わせたデザイン手法のことです。
例えば、格子戸、坪庭、畳などの和の要素を一部インテリアに取り入れます。
和の要素は温もりがあり、日本の気候を快適にする工夫や、自然と一体感があり四季を感じさせる特徴があります。
その和テイストに欧米のモダンスタイルを組み合わせたのが、和モダンです。
和モダンは、和の良い部分を活かしながら、欧米のシンプルでスタイリッシュな雰囲気もあります。
2つの要素を組み合わせることで、温もりがあり人が心地よいと感じさせる雰囲気や、和洋を問わず組み合わせられる現代的な要素もあるインテリアになります。

(引用:VOGUE Japan)
ジャパンディスタイルとは、日本の伝統的な和と、北欧の明るく、心地よさや楽しい雰囲気を組み合わせたデザイン手法のことです。
和の要素は、和モダンと同様に、格子戸、坪庭、畳など暮らしを快適にする素材や、温もりのある雰囲気を取り入れる部分は同じです。
しかし、和と組み合わせる要素が北欧である点で違いがあります。
北欧は日照時間が少ない理由から、室内が明るくなる色を取り入れる特徴があります。
使う色にも特徴があり、自然界にあるような色味を抑えた優しい色使いが特徴です。
ジャパンディスタイルは、和と北欧の組み合わせにより、自然素材を活かしながら、和の静けさがあり、無駄のないスッキリとしたインテリアになります。
どちらかというと北欧感が強めで、和に傾きすぎないよう部分的に格子戸や畳などを取り入れており、和洋どちらのインテリアにも合うおしゃれなデザインなのが特徴です。

和モダンスタイルでは、日本の伝統的な素材や色を取り入れます。
日本の伝統的な素材は、木・竹・漆喰・和紙・イ草などです。
例えば、和モダンスタイルでは、木を使った格子窓を丸い形にして洋風のデザインにする方法があります。
また、和紙を使った照明を取り入れるのも良いでしょう。
和モダンスタイルは、洋風の要素も取り入れており、洋室に見られる壁紙、クローゼットを採用することがあります。
洋室でも木を使いますが、和モダンの場合は無垢材を用いており、柔らかい素材のため子どもがいる家庭でも安全性が高くなります。
和モダンで使用する素材は、無垢材や漆喰など施工にムラがあり、メンテナンスも必要です。
しかし、均一ではない素材だからこそ柔らかい雰囲気を引き出しており、きちんと手入れをすれば、合板やビニールクロスよりも長持ちする場合もあります。

和モダンでは、竹や和紙など自然な色を利用しながら、アクセントとして日本伝統の色を取り入れます。
ベースとなる色は、ベージュ・白・グレー・茶色など自然界にある色です。
また、差し色に使う色としては、神社に使われる朱色や、杏色やクチナシ色など植物が持つ黄色、抹茶や若草色のようなアースカラーなどがあります。
他にも、藍色のような染め物に使う色や、空色のような自然な青も良いでしょう。
和モダンの住宅では、建物の外観に黒や濃茶など濃い色を使うと引き締まります。
朱色や藍色のようなアクセントカラーは、壁紙の一部やクッションなどの雑貨に取り入れる方法があります。
もし色に飽きてしまっても取り替えられるようにすると、季節ごとに色を楽しめるでしょう。

(引用:VOGUE Japan)
ジャパンディスタイルは、日本伝統の素材に加えて、北欧カラーを取り入れます。
北欧では日照時間が短い冬を快適に過ごすため、家の中に自然素材を使用します。
また、日本でも無垢材や畳などの自然素材を用いており、どちらも共通していえることは、木材の素材を重視している点です。
ジャパンディスタイルでは、北欧テイストを中心に、和素材を加えるスタイルが一般的です。
例えば、無垢材を使ったベッドや椅子などの北欧家具に、格子窓や障子、畳などを部分的に使うことで、日本の雰囲気も組み合わせています。
北欧も日本も無駄を削ぎ落したシンプルな要素が多いため、組み合わせても上手くマッチするでしょう。
ジャパンディスタイルは、住む人の年齢は問わず、和洋どちらのインテリアにも合わせることができます。

ジャパンディスタイルでは、北欧の要素である、自然界に存在するアースカラーを取り入れます。
例えば、ベージュ、ライトグレー、グリーンなど、彩度が低く淡い色です。
濃い色を使うと北欧感が薄れてしまうので、濃い色を使いたいときは面積を小さくしてください。
イエローやピンクなど部屋を明るくする色を使う場合も、彩度が低いくすんだ色を選んで、クッションなどでアクセントにすると良いでしょう。
また、ジャパンディスタイルでは、植物の緑も欠かせない要素のひとつです。
部屋に植物を飾る場合は、葉が小ぶりで枝が細い観葉植物がおすすめです。
和のテイストの竹など和風の植物を選ぶこともできます。

和モダンスタイルでは、部屋ごとに和のテイストを取り入れると良いでしょう。
あくまでも現代的な要素がメインのため、和は取り入れすぎないように、部屋ごとに居心地が良くなる工夫を紹介します。
玄関には、日本の伝統的な土間を取り入れる方法があります。
家に訪れた人や、住む人が見て楽しめる坪庭を玄関に置くのも良いでしょう。
玄関にある窓は格子戸を採用し、玄関に優しい光が入り込むような工夫もあります。
リビングを和モダンにするなら、一部を畳にする工夫がおすすめです。
小上がりを設置し、周囲に障子を設置することで、和と洋が上手くつながります。
伝統的な畳だと和の要素が強くなるため、縁のない畳を1色、または2色の畳を交互に配置すると良いでしょう。
リビングに置く家具は、背の低いものが基本です。
和室にソファーは合わない感じがしますが、フレームに木材を使っているもので、背の低いソファーを選ぶと合わせやすくなります。
リビングの照明は、洋風感が強いシーリングではなく、和紙を使った照明がおすすめです。
間接照明を使って陰影をつけると、よりモダンな雰囲気になります。
リビングの一角を和室にする方法や、和室を別に設けても和モダンの雰囲気になります。
和室の畳は伝統的な畳ではなく縁のないものを採用し、床の間や仏間は設置しないのが一般的です。
リビングに続く和室に間仕切りを設置すると、引き戸を閉めることで客間にもなります。
床が畳だと小さな子どもが転倒しても安心なため、子どもの遊び場所としてもおすすめです。
引き戸を開けると広々なリビング空間になり、開放的な雰囲気になるでしょう。
また、リビングを通らずに玄関から直接和室に行ける間取りもおすすめです。
お客様をお招きするとき、家族に気をつかわせずに済み、旅館のような雰囲気があります。
寝室は1日の疲れを癒すリラックス空間のため、和モダンを取り入れて心地よい雰囲気を演出しましょう。
壁紙に砂壁や珪藻土を取り入れる方法なら、洋風のベッドと合わせやすくなります。
窓に障子を採用し、優しい光を取り入れるのも良いでしょう。
また、和モダンな雰囲気にするため、日本の伝統カラーを採用した壁紙もおすすめです。
落ち着いた雰囲気でモダンに仕上げるため、間接照明を取り入れましょう。
照明は天井につけるダウンライトや、壁を照らすように上向きの照明、また和風のランプシェードを使う方法があります。
(引用:VOGUE Japan)
よりミニマムな空間を好む人は、ジャパンディスタイルがおすすめです。
日本人が受け入れやすい要素を取り入れながら、快適な空間にするための工夫を、部屋ごとに紹介します。
ジャパンディスタイルは、無駄のないミニマムがポイントです。
そのため、リビングに置く家具は、シンプルなデザインで、木目調などナチュラルなカラーの家具を選びましょう。
物は出し過ぎず、隠す収納を上手く活用すると、シンプルな空間になります。
また、リビングに使う色をできるだけ絞ることも重要です。
例えば、白、グレー、ベージュなど淡い3色だけを採用すると良いでしょう。
色を絞るといっても、白ばかりになっても中途半端な印象になります。
さらに和テイストを取り入れるため、日本風の小物を少しだけ並べる方法があります。
ミニマムな空間にするには、余白を上手く使うことです。
飾りたい小物が多数あるときは、季節ごとに入れ替えて楽しみましょう。
リビングのインテリアは、北欧テイストのものを選ぶ方法もあります。
例えば、北欧ブランドの照明や、アートを壁に飾る方法、観葉植物をディスプレイするなどの方法です。
ジャパンディスタイルは北欧を組み合わせたデザインで、和を意識しすぎると和モダンになるため注意してください。
キッチンも、木目調などナチュラルでシンプルなデザインがおすすめです。
お皿や果物、観葉植物、お洒落な家電などを見せるインテリアとして楽しむことができます。
生活感を出さないため、飾るものは厳選して、お気に入りのものだけを選んでください。
家電を見せたくないときは、扉付きのキャビネットの中に隠す方法もあります。
また、キッチンは吊戸棚を設けず、シンプルなデザインにしても良いでしょう。
対面キッチンを採用し、リビング側に扉を付けることで収納を増やすことも可能です。
ジャパンディスタイルで最も避けたいことは、物が多すぎることなので、ごちゃつく印象があるときは、いっそ何も置かないほうがスッキリします。
寝室のような個室では、ジャパンディテイストで和室を選ぶのも良いでしょう。
障子や畳があり、木部の多い日本伝統デザインの和室でも、北欧デザインの家具を組み合わせることで現代的な雰囲気になります。
また、現代的な雰囲気の和室にするときは、縁のないシンプルな畳と、クローゼットだけのシンプルな作りとしましょう。
大容量の壁面収納を取り入れる方法は、洋服が多い家庭でもスッキリとした印象になります。

【基本情報】
本体価格 2,500万円~
坪単価 40万円~
延床面積 200㎡以上
この家は、環境や体に優しい自然素材で建てられており、化学物質の嫌な臭いが無く、木の香りを楽しめます。夏は涼しく冬は暖かく過ごしやすい環境を実現。施主のアンティーク照明やステンドグラスが無垢材と美しく調和しています。敷地内には家庭菜園があり、新鮮な野菜を使った料理やティータイムを楽しめます。まさに、自分らしい暮らしが実現する家です。

【基本情報】
本体価格 2,500万円~
坪単価 70万円~80万円
延床面積 ~120㎡
今回の施主さまは母娘の二人暮らしで、築50年以上の古家を建て替えました。敷地面積は18坪と狭小ですが、無駄のない空間設計で明るく広く感じる家になっています。ダイニングの吹き抜けが光を取り入れ、和室と続く庭はプライバシーを守りつつ開放的です。内装・外装ともに自然素材を使用し、和モダンな空間を実現。2階部分のせり出しや格子、玄関のスロープなど参考にしてみてください。
注文住宅で人気なスタイル、和モダンスタイルとジャパンディスタイルの両方をご紹介させていただきました。違いが理解できたかと思います。自分が実現させたい和の府インキを持つスタイルはどちらなのか検討してみてください。
大阪・兵庫・京都・奈良・和歌山で、和モダンスタイルもしくはジャパンディスタイルの注文住宅で建てたいとお考えの方は、お気軽にイエタッタへご相談ください。