リフォーム vs 建て替え 究極の選択【実録・家づくり物語 Vol.2】「2000万円なら新築では?」疑問が現実的な「注文住宅の夢」に変わるまで
2025.11.26
2025.11.26
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実録・家づくり物語Vol.1で、実家を「なんとか住める家」にするためのフルリノベーション費用が、なんと2,000万円を超えるという驚きの結果をお伝えしました。
この高額見積もりは、私たち家族にとって大きな転機となりました。「築40年の骨組みと基礎だけを残すのに2,000万円を投じるのは本当に賢明なのか?」という疑問が、「いっそ更地にして新築を建てた方が、最新の耐震・断熱性能と、100%満足できる自由な間取りを手に入れられる」という前向きな結論へと繋がったのです。
今回の物語では、新築という選択肢を得て、情報収集のネット検索から、実際に足を運んだ住宅展示場での「ワクワク体験」、そして運命のハウスメーカー候補を絞り込むまでの道のりをお伝えします。

まずは、新築に切り替えた場合の予算感を把握するため、インターネットでの初期調査を開始しました。
建売住宅(分譲住宅)の検索結果は、すでに完成している具体的な間取りと価格が表示されており、費用や完成形がイメージしやすいというメリットを感じました。リノベーションで苦労した「費用が見えない不安」が一掃されたように感じました。
しかし、見ていくうちに「ここはもう少し収納が欲しい」「リビングの形が理想と少し違う」など、建売では避けられない間取りや仕様への小さな妥協点が見え始めます。
2,000万円という大きな出費をするのに、妥協するのは避けたいという心理が強く働きました。
そこで関心を持ったのが、自由に設計できる注文住宅です。設備や材料、メーカーごとの特色が「坪単価」という分かりにくい指標で決まることがわかりましたが、その複雑さ以上に「理想を形にできる」という可能性に魅力を感じました。
しかし、各ハウスメーカーのWEBサイトだけでは、「高性能」や「高気密」といった言葉の違いや、デザイン、構造の本当に細かい部分がよくわかりません。結論は一つ、「百聞は一体験に如かず」。私たちは、実際に住宅展示場へ行くことを決意しました。

平日の昼間を想像していましたが、週末に訪れた住宅展示場は、まるで「お祭り会場やアミューズメントパークの様な雰囲気」でした。
各メーカーが、モデルハウスの前にさまざまなイベントを開催しており、小さな子供を連れて行った私たち家族にも、子供向けの来場者プレゼントをくれました。子供が楽しめたことで、妻も私もリラックスして「家づくり」という大事業に前向きに取り組める、大きな原動力となりました。
いよいよ、モデルハウスへ。実際にいくつかのモデルハウスに入ってみた際の感動は、今でも鮮明に覚えています。
WEBサイトの写真だけでは決して伝わらない、空間の広がり、天井の高さ、内装の質感など、リアルな雰囲気を肌で感じることができました。特に、各メーカーの得意とする大空間リビングや、自慢の高性能な窓の前に立った時の感動は、想像以上でした。
アンケートに答えると、そのメーカーの担当者の方が、こちらの要望を聞きながら、モデルハウスの隅々まで丁寧に紹介してくれました。質疑応答を通じて、私たちの予算に合わせて「できること」「できないこと」、そしてその理由も丁寧に説明してくれたことで、単なる夢物語ではなく、現実的な計画のヒントを得ることができました。

この展示場での体験を通じて、私たちは大きな収穫を得ました。
実際の予算感、建物のデザインや性能といった物理的な魅力だけでなく、「担当者の方の対応」が、メーカーに対する好感度を大きく左右したのです。私たちの不安や疑問に真摯に耳を傾け、無理強いをしない姿勢を見せてくれた担当者がいるメーカーには、強い信頼感を覚えました。
フルリノベーションの高額見積もりが、私たちに「新築」という究極の選択肢を与えてくれました。そして、住宅展示場でのリアルな体験と人との出会いが、その夢を現実のものにする大きな原動力となったのです。
次回、Vol.3では、いよいよ絞り込んだ3社との具体的な打ち合わせに入ります。複雑な「坪単価のカラクリ」、「見積もりの比較方法」、そして実家の「解体費用」を含めた最終的な損得勘定を徹底的に比較する決戦の模様をお届けします。
続編にご期待ください。
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