家づくりのパートナーが見つかる!「住宅マッチ診断」
2024.08.14
2024.08.14
目次
家づくりを始める際、大事なのがパートナーとなる住宅会社選び。しかし、エリアをしぼっても数十社はあり、その中から依頼先を見つけるのはなかなか大変な作業です。「どうやって理想の住まいを叶えてくれるパートナーを見つければいいの?」と悩んでいるあなたに朗報!
住宅会社選びに役立つ「住宅マッチ診断」について紹介します。
・住宅会社選びはとても大切!自分に合う住宅会社はどう選べばいいの?
・住宅会社の種類とは?工務店、ハウスメーカー、設計事務所の違い
・大阪・兵庫・京都・奈良・和歌山で注文住宅をお考えならイエタッタへ
国土交通省が提供する「令和5年3月 国土交通省 住宅局」の資料には、注文住宅取得世帯の「住宅の選択理由」を示したデータがあります。
この資料によると、「信頼できる住宅メーカー/不動産業者だったから」が54.7%の割合と最も多くなっています。
注文住宅を建てた人の多くは、信頼で住宅会社を選んでいることになりますが、どの基準で信頼できると言えるかは難しいでしょう。
例えば、すでに建てた知り合いから紹介された住宅会社でも、自分にとって最適かはわかりません。
また、不特定多数が投稿するネットの口コミも、その人にとって信頼できる住宅メーカーだっただけであり、判断はさらに難しくなります。
自分だけの判断で最適な会社を選ぶのは難しいため、第三者の意見を聞く方法をおすすめします。
中でも、住宅マッチ診断は、質問内容に答えるだけで自分にとって最適な住宅会社を提示してくれるため、利用を検討してみると良いでしょう。

住宅会社には、大きく分けて工務店・ハウスメーカー・設計事務所があります。
それぞれ特徴があり、適している人が異なるため、メリット・デメリットを把握しましょう。
工務店は、地域に根差した中小規模の企業が多くなっています。
その地域の特性をよく理解しており、気候に合った住宅が建てられるメリットがあります。
また、経営者や職人の顔が見える工務店も多く、アフターケアまで充実したサービスを提供するのが一般的です。
工務店は自由度が高い場合が多く、ライフスタイルに合わせた間取りや設備を叶えやすい特徴があります。
その代わり、工務店とのやり取りは多くなります。
ハウスメーカーは、独自ブランドを展開しており、一貫したサービスを提供する会社です。
地域に根差した中規模の会社や、全国規模の大手ハウスメーカーもあります。
ハウスメーカーの特徴は、企画商品が多いことです。
設計の段階から住宅を建てると時間や費用がかかりますが、ハウスメーカーは企画商品がベースになっているため、費用がわかりやすく完成まで早いのが特徴です。
規格商品といっても、ある程度の自由度も設けられており、オプションでの設備変更や、最初から自由設計で建てられる場合もあります。
ただし、規格外の住宅の場合は、コストが高くなりやすく、工期も長くなります。
設計事務所は、設計や企画を主とする会社です。
自由度が高いため、細かい希望が多い人に適しています。
設計事務所は、設計だけの依頼も可能ですが、職人との仲介も担当してもらい、住宅完成までの施工管理もお願いできる会社もあります。
ただし、自由設計のため、コストが高くなりやすく、工期も長くなるのが一般的です。

自分に合う住宅会社選びは、住宅マッチ診断が便利です。
住宅マッチ診断は、以下の流れで行います。
最初に「大阪府、兵庫県、京都府、奈良県、和歌山県、決めていない」から選択します。
続いて、さらに細かいエリアが指定できるので、選んでください。

「一世帯、二世帯、賃貸併用住宅、店舗併用住宅」から選びます。

「土地がある、土地がない・一括購入を検討したい、未定」から選びます。
「土地がない」「未定」を選択すると、土地の予算を入力する画面に移ります。
具体的な購入費用が決まっていないときは、未定を選択してください。

建物の予算を入力します。
予算が決まっていないときは、未定を選択してください。

建築年と月を選択します。
具体的な希望日が決まっていないときは、未定を選びましょう。

「平屋、2階建て、地下室、アレルギー対策の家」など、複数の選択肢があります。
複数の選択も可能ですので、気になる項目にチェックを入れましょう。

「ベーシック・モダン、ナチュラル、ラグジュアリー、純和風・古民家風、アメリカンスタイル、北欧風・南欧風、その他洋風」から選択します。
すると、ピッタリな住宅会社が表示されるので、気になる会社の詳細をチェックしましょう。

家づくりで多くの人が重視しているポイントは、設備に関する内容です。
国土交通省が提供する「令和5年3月 国土交通省 住宅局」の資料にある、「設備等に関する選択理由」では、「住宅のデザインが気に入ったから」の回答が62.2%を占めています。
続いて多いのは、「高気密・高断熱住宅だから」で60.2%です。
3番目に多いのは、「火災・地震・水害などへの安全性から」で50.6%の割合となっています。
これらデータから、住宅の外観デザインは重要な項目だと言えるでしょう。
住宅を建てたら30年以上住むのが一般的なため、建物の見た目が好みである点は重要な要素と言えます。
また、高気密や高断熱住宅を選ぶ人が多いのは、快適な住まいを求めるためです。
高気密や高断熱住宅は、住宅内部の温度を一定に保ちやすく、外気温に左右されにくいため、冷暖房にかかる費用を抑えられるメリットがあります。
3番目の火災・地震・水害に強い住宅は、安心のために欠かせない要素です。
近年はゲリラ豪雨など自然災害が増加傾向にあり、日本は地震大国でもあるため、火災・地震・水害に強い住宅は重要だと言えるでしょう。

住宅診断では、「こだわりたいポイントを選ぶ」で以下の項目があります。
「 平屋 / 2階建て / 3階建て以上 / 地下室 / アレルギー対策の家 / 暖炉のある家 / 庭・インナーテラス / ペット / 省エネ・創エネ・太陽光発電 / 全館空調 / RC(鉄筋)/ こだわりのデザイン設計可 / インテリアコーディネーターに相談可 」
この中から、特におすすめの項目の特徴を解説します。
建築費や固定資産税を抑えたい人におすすめの住宅スタイルです。
また、子どもが独立した夫婦2人世帯にも人気があります。
平屋の詳しい情報は下記記事にも記載しているので、ご興味ございましたらご覧ください。
理想の平屋の注文住宅を建てよう ポイントと注意事項を合わせてご紹介
エリアによっては、住宅の日影規制や斜線制限などがあり、建物制限に注意が必要です。
特に、3階建てが建てられない場合があるため、詳しくは下記記事をご覧ください。
注文住宅のはじめの一歩、土地探し・土地選びのコツについて《前編》土地ルールについて
地下室を作ると、より住宅内が広くなります。
年間を通して気温や湿度の変化がなく、防音性に優れているメリットがあります。
一方で、湿気や防水対策が必要なため、建築費がかさむデメリットに注意が必要です。
中庭やインナーテラスは、プライバシーに配慮した庭ができます。
住宅内に光を取り込みやすく、四季を感じやすいメリットがあります。
一方で、コストアップや、メンテナンスの問題に注意が必要なため、詳しくは下記記事でご確認ください。
憧れのおしゃれなインナーテラス・中庭がある注文住宅は本当にいいのか?
ペットにこだわるとは、愛犬や愛猫と共に快適に過ごせる住宅にすることです。
かけがえのない家族の一員であるペットと快適に楽しく過ごせる家を作るのも一つの選択肢です。
例えば愛猫のためには壁にキャットウォークを取り付けたり、愛犬のためには滑らない床を取り入れたりと様々です。
愛犬のための注文住宅、愛猫のための注文住宅のそれぞれの視点から考えたおすすめ設備などをまとめているので、ぜひ下記記事をご覧ください。
太陽光発電、蓄電池などを利用すると、光熱費削減ができます。
また、エネファームや電気自動車などを活用する方法もあるため、詳しくは下記記事をご覧ください。
自宅の電気代を大幅削減!太陽光発電を取り入れた省エネ住宅とは?

住宅マッチ診断には土地と建物の予算を入力する場面が出てきますが、どのくらいの予算がいいか迷うときは、以下の情報を参考にしてください。
2024年の公示地価の全国平均は25万5783円/㎡、坪単価にすると84万5565円/坪となっています。関西圏の主要府県の土地価格は、大阪府が34万3,228円/㎡(坪単価113万4,639円/坪)で全国2位の高さです。兵庫県は17万3,528円/㎡(坪単価57万3,647円/坪)、京都府は30万2,067円/㎡(坪単価99万8,571円/坪)、奈良県は8万2,825円/㎡(坪単価27万3,803円/坪)、和歌山県は5万5,640円/㎡(坪単価18万3,933円/坪)となっています。
詳しくは下記ページをご覧ください。
2024年、土地価格と注文住宅の建築費の相場はどうなっているのか?
土地を安く手に入れるなら、生産緑地の行為制限が解除された土地が狙い目です。
また、解体が必要な古家付きの土地も安く手に入る可能性があります。
しかし、解体にももちろん費用が掛かり、木造家屋の解体費用は1坪あたり4万~5万円程度で、家の広さに応じて総額が変動します。また、土地に接する道路の状況により、重機や大型トラックが使えない場合は手作業になるため、費用が上がります。さらに、カーポートや塀がある場合はそれらの撤去も必要で、費用が2倍以上になることもあります。
このように、古家の解体費用が追加されるため、土地が安く買えるからといって安易に考えないようにしっかりと検討することが必要です。詳しくは下記記事をご覧ください。
注文住宅のはじめの一歩、土地探し・土地選びのコツについて《後編》知っていおきたい情報
建物の相場は、「住宅金融支援機構「2021年度 フラット35利用者調査」」の土地なしの注文住宅のデータから知ることが出来ます。
土地なしの注文住宅の全国平均の建設費用は約3,572万円で、首都圏では約3,899万円、近畿圏では約3,778万円です。これらの価格差は地域の経済状況や土地価格に影響を受けています。なお、関西地方(大阪、奈良、和歌山、京都、兵庫)の土地所有者が建設する住宅の相場は平均で約3,416万円で、平均世帯年収は約593.8万円、住宅ローンの月額返済額は約9.01万円です。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
予算に応じて建てられる家の種類は大きく異なります。
1,000万円の予算では、シンプルでコストパフォーマンスに優れた住まいが建てられます。2,000万円の予算では、素材や設備の質が向上し、平屋や二世帯住宅など多彩なスタイルが可能です。
3,000万円の予算では、全国平均に近く、120~130平方メートルの床面積を持ち、高品質な設備を備えた一戸建てが建設できます。
理想と現実のバランスを取りながら、収入とライフスタイルに合った予算を設定し、専門家と相談しながら最適な家づくりを目指しましょう。

住宅マッチ診断では、以下のデザインの選択肢があります。
「 ベーシック・モダン、ナチュラル、ラグジュアリー、 純和風・古民家風、 アメリカンスタイル、 北欧風・南欧風 、その他洋風 」
ベーシック・モダンはシンプルで直線的なデザインが特徴で、ホワイトやブラックなどのモノトーンカラーを使用し、無駄のないスタイリッシュな外観が魅力です。
ナチュラルは自然素材を活かしたデザインで、木材や石材を使用し温かみのある外観を実現します。周囲の景観に溶け込むような自然派住宅が特徴です。
ラグジュアリーは高級感あふれるデザインで、大理石や高品質の素材を使用し豪華な外観を演出します。エレガントな装飾や広々としたエントランスが魅力です。
純和風・古民家風は伝統的な日本家屋のデザインを取り入れ、切妻屋根や格子状のデザインが特徴で、和の趣を感じる落ち着いた外観が魅力です。
アメリカンスタイルにはブルックリンスタイルとアーリーアメリカンスタイルがあり、レンガやラップサイディング、カバードポーチが特徴で無骨な質感や爽やかな色彩が魅力です。
北欧風・南欧風では、北欧風はシンプルで機能的なデザインが特徴で、アースカラーを使用し急勾配の三角屋根が魅力です。南欧風はスパニッシュ瓦や半円状の屋根が特徴でアンティーク感のある外観が魅力です。
それぞれのデザインに関する細かいポイントは下記記事にまとめられているので興味がある方はご覧ください。
大阪、京都、奈良、兵庫、和歌山で注文住宅をお考えの方は、住宅マッチ診断を活用してみてはいかがでしょうか。
診断では、これらの5府県内で自分にぴったりの住宅の特徴をチェックし、数社に絞り込むことができます。簡単な項目を選ぶだけで、隙間時間に手軽に診断が可能なので、理想の住宅を見つける第一歩として、ぜひご利用ください。
ここまで注文住宅を建てる際の住宅会社の選び方や、住宅マッチ診断に出てくる項目の選択の忠助になるような情報をまとめてきました。この記事を参考にして住宅マッチ診断をぜひ受けてみて下さると嬉しいです。
大阪・兵庫・京都・奈良・和歌山で、注文住宅の住宅会社選びについてお悩みの方は、お気軽にイエタッタへご相談ください。