新築住宅と中古物件をリフォーム、リノベーションした住宅のメリットデメリット|大阪・兵庫・京都・奈良・和歌山の注文住宅ならイエタッタ
2024.07.31
2024.07.31
目次

リフォームやリノベーションで理想の住まいを実現するために広さにこだわった設計にしたくても様々なお悩みが出てくると思います。
ここでは、新築住宅の購入や中古物件のリフォーム・リノベーションを考えている人が悩みがちなポイントについて詳しく解説していきます。
それぞれのメリットを見比べて、自分にとって適切な選択をしましょう。
・新築住宅と中古物件をリフォーム・リノベーションした住宅のメリット・デメリット
・新築住宅、中古物件をリフォーム・リノベーションした住宅の費用感・税金・工期の違い
・リフォーム・リノベーションして住める住宅の築年数はどれくらい?
・大阪・兵庫・京都・奈良・和歌山で注文住宅をお考えならイエタッタへ

「リフォーム」や「リノベーション」は住宅の改修工事などでよく耳にする言葉ですが、厳密には意味合いが異なります。それぞれの違いについて見ていきましょう。
リフォームは住宅の老朽化した部分を使いやすく改善・改良し、使い勝手を向上させることを指します。具体的には、外壁の塗り替え、和式トイレを洋式トイレに変更する工事、コンロなどのキッチン設備の交換などです。
また、マンションやアパートから退去する際に部屋を原状復帰させる作業もリフォームと呼ばれます。
リノベーションは大規模な改修によって建物に新たな機能や価値を加えることを目的としています。
間取りを大きく変更したり、古くなった建物を現代の生活様式に合うように改修したりするのがリノベーションです。
このように、住宅を改修する際は、水まわりの修繕工事といった比較的小規模なリフォーム工事と、間取りを変更するような大掛かりなリノベーション工事の2種類があるということを頭に入れておきましょう。
工務店・ハウスメーカーによって可能な作業が異なるため、自分が希望するリフォームやリノベーションが可能かどうか、業者とよく相談する必要があります。

新築住宅を建てる場合と、もともとの住宅をリフォーム・リノベーションする場合では、それぞれにメリットとデメリットがあります。
新築住宅のメリットは、最新の建築技術や素材を使用できることです。
これにより、防火・耐震性などの面で高い性能を実現でき、住宅の安全性が高められるでしょう。
また、間取りや設備の自由度が高く、理想通りの家づくりが可能なのも魅力的です。
新築住宅のデメリットは、リフォーム・リノベーションと比べてどうしても建築費用が高くなりがちということです。
さらに、それまで住んでいなかった場所を住居にするため、実際に住んでみるまで住み心地や景観がわかりにくいという点も挙げられます。
中古物件をリフォーム・リノベーションした住宅のメリットは、既存の物件を利用するため、住み心地や周辺環境が大きく変わらないことです。
加えて、新築と比べて工事費用を抑えられるため、その他の内装やインテリアにこだわることができます。
また、建築基準法によって新たな住宅が建てられない地域でも、今ある住宅のリフォーム・リノベーションであれば可能な場合があり、家付きの土地で安く購入できることもあります。
既存の建物を再利用するため、環境負荷を低減できるという点も魅力です。
リフォーム・リノベーションのデメリットは、既存の躯体を使用するため耐震性能などに不安が残る恐れがある点です。
また、間取りの変更に制限がある住宅では想定外の費用がかかることもあり、マンションなどの場合は共用部分がリノベーションできないといった制約もあります。
さらに、中古住宅は担保価値が低く見積もられるため、ローン審査が厳しくなったり、金利が高くなったりすることもあるでしょう。
ゼロから間取りを考えて理想どおりの家づくりがしたいなら新築住宅を、現在の住宅の利便性を向上させたいならリフォーム・リノベーションを行うのがおすすめです。
それぞれのメリット・デメリットを比較して、予算、希望する住環境、工期、環境への配慮などを考慮してより良い住環境を実現しましょう。

新築住宅の場合、一般的な費用は土地代も含めて4,000万円〜5,000万円程度です。
内訳としては、土地代が2,000万円程度、建築費用が2,300万円程度、その他諸経費が150万円程度となります。
税金の面では、新築住宅は固定資産税の減額措置があり、一戸建ての場合は建築後3年間、長期優良住宅なら5年間、税額が1/2になります。
新築住宅の工期は、木造2階建てで3〜4ヶ月、RC造で5〜6ヶ月程度かかります。
リフォーム・リノベーションの場合、中古物件購入費用が2,500万円程度、リフォーム費用が900万円程度で、合計3,500万円前後が一般的です。
税金の面では、中古住宅は経年劣化に伴って固定資産税が安くなっていますが、大規模なリノベーションを行うと価値が再評価される(=固定資産税が上がる)可能性もあります。
一方、バリアフリー化や省エネ化などの条件を満たすリノベーションでは、固定資産税の減額措置を受けられることもあります。
リフォーム・リノベーションの工期は、スケルトン状態からの大規模リノベーションで3〜5ヶ月程度です。
全体的に、リフォーム・リノベーションは新築よりも費用を抑えられる傾向にあり、税制面でも有利な場合が多いです。
ただし、物件の状態や工事の規模によって費用や工期は大きく変動するため、それぞれの要素を比較して最適な方法を選択しましょう。

不動産を購入する時に、新築住宅ではなくリフォーム・リノベーションを施した住宅を購入する場合には、多くのメリットがあります。
特に、「築25年以上の住宅」は費用面でのメリットが大きいため、以下で詳しく解説していきます。
不動産を購入する際には、「土地の価格」と「建物の価格」を合算した金額が必要になりますが、築25年以上の住宅の場合、建物の価格はほぼ0円として計算されます。
そのため、実質的に土地の価格のみで購入できるため、費用面でのメリットが大きいと言えるでしょう。
一方、築年数が古い住宅の場合、リノベーションが必要となるケースが多く、快適な住環境を整えるために多額のコストがかかることがあります。
リノベーションにかかる費用については、前の住民がどのくらいメンテナンスを行っていたかによるため、住環境を整備するのに多くのコストがかかってしまう場合は費用面でのメリットが薄れてしまうでしょう。
そのため、築年数が25年以上の中古住宅を購入する場合は、リノベーションにかかるコストを考慮して選択するのがおすすめです。

スケルトン工事とは、建物内部の設備や壁、床、天井などを全て撤去し、骨組みだけの状態に戻し、その後新たな内装を施していく工事のことです。この工事は、建物を新たにデザインし直すための大規模なリニューアル手法で、デザインの自由度が非常に高い点が特徴です。
スケルトン工事と内装工事は混同されがちですが、明確な違いがあります。スケルトン工事は骨組みまで解体するのに対し、内装工事は必要に応じて部分的に解体します。
そのため、スケルトン工事の方が広範囲にわたり、コストと時間がかかる場合が多いです。
スケルトン工事の利点には、デザインの自由度の高さと設備トラブルの防止があります。古い設備を撤去することで、新しい設備を導入し、将来的な故障を防ぐことができます。また、骨組み状態から設計するため、間取りや配線、配管の位置を自由に決められます。
スケルトン工事の費用は、解体工事が坪単価約3~5万円、内装設備工事が坪単価約10~30万円が相場です。工事を計画する際は、専門家の協力を得て詳細な設計を行うことが重要です。
スケルトン工事は、建物の再生において非常に有効ですが、どこまで解体するか、どのように再構築するかを明確にし、適切に計画することが成功の鍵です。

2階建ての家を3階建てに増築したい場合、技術的に可能な場合でも多くの課題があります。
まず、現在の建物が3階部分の重量に耐えられる強度かどうかが重要です。
基礎や構造の強度が不十分な場合は大規模な補強工事や地盤改良が必要になり、建て替えた方が経済的になる可能性が高くなるでしょう。
また、法律面では、地域の建築規制を確認する必要があります。
「低層住居専用地域」に指定された地域や「日影規制」がある地域の場合、3階建ての建築が制限されている場合があるためです。
さらに、近隣住民との関係も考慮すべきでしょう。
3階建てへの増築は日照問題を引き起こす可能性があり、近隣住民とのトラブルを避けるためにも、慎重な検討が必要です。
これらの課題を回避しつつ居住空間を増やす方法としては、ロフトや屋根裏部屋の活用、スキップフロアの導入などがあります。
天井が高い住宅や屋根裏部屋がデッドスペースになっている住宅の場合、その部分をロフトや屋根裏部屋に改築すれば、疑似的に3階建てと同じようなスペースとして活用できるでしょう。
また、スキップフロアを1階と2階の間に増築することでも、同等の効果が期待できます。
ここまでリフォーム・リノベーションで住宅を建てた場合、新築住宅を建てた場合ではどのような差が出るのかを詳しく解説させていただきました。費用面や安全性などから多くの疑問点やお悩みが出てくるかと思いますが、こちらの記事を参考に希望の叶う住宅を実現しましょう!大阪・兵庫・京都・奈良・和歌山で、住宅についてお悩みの方は、お気軽にイエタッタへご相談ください。